気軽に参加できるため近年人気のあるリレーマラソン。
仲間同士で参加しやすく、マラソン大会に出たことのない初心者にもおすすめの大会です。
この記事では、リレーマラソンの楽しみ方を解説していきます。
リレーマラソンとは?
周回コースをチームでタスキをつないで走る競技です。
基本ルール
・常にチームの誰か1人がタスキをつけて周回コース上を走っていて、残りのメンバーは待機(休憩)している
・周回コース上にはタスキリレーゾーンが設けられており、コースを周回する度にリレーゾーンで次の走者にタスキを渡すことができる
・ただし、必ずしも毎周走者を交代しなくてもよい
・1人が何回走っても良い
・走る距離や順番を途中で変えることができる
例えば、女性は1周、男性は2周で交代や、疲れたメンバーは途中で順番を飛ばして休む、といったこともチームで自由に戦略を立てることが可能です。
そのため、ランニングの初心者から上級者までが同じチームで楽しむことができることがリレーマラソンの良いところです。
大会の形式
大会の形式は大きく分けて2種類あります。
・時間制
例:4時間リレーマラソン(4時間でのコース周回数を競う)
・距離制
例:42.195kmリレーマラソン(チームで42.195kmを走り切るまでの時間を競う)
いずれにせよ、長時間コースを貸切る必要があるため、公園や河川敷などで行われることが多いです。
長いものだと、『24時間リレーマラソン』なんてものまで開催されています。
リレーマラソンを薦める理由
リレーマラソンには一般的なマラソン大会と比べて以下の3点のメリットがあります。
ランニング好きな方はもちろんですが、サッカーや野球などランニング以外のスポーツ団体や、職場のスポーツ愛好者での参加もお勧めです。
①チームの親睦を深めやすい
リレーマラソンはその性質上、走っている時間よりもチームの拠点で待機している時間が長くなります。
そのため、自然とチーム内での会話が増えることになります。
また、常に待機メンバーが入れ替わっていくため、話題が尽きて気まずい沈黙が・・・といったことも起きにくいです。
『リレーマラソンに出場している』という共通の話題があるため、初対面のメンバーや話すのが苦手な人も安心です。
普通のマラソン大会にチームで出場すると、走力別グループでのコミュニケーションになりがちです。
これは走力の差によってスタート地点やゴールする時間、走ることへの取り組み姿勢が異なるために起きる問題です。
しかし、リレーマラソンは初心者と上級者が同じチームで、共通の目標を持って走ることができます。
さらに、チーム全員が同じ時間に競技終了するため打上げに行きやすいのも、大きなメリットです。
②応援がしやすい
周回コースのため、コースの沿道に拠点を構えることで常にランナーを応援することができます。
また、通常のマラソン大会とは違って1人が何度も走るシステムなので、1回通り過ぎるのを見て終わり。といったことにはなりません。
音楽ライブや飲食屋台の出店など、待機時間にも退屈しないための企画が催されることも多いため、応援に来たランナー以外の人も一緒に楽しめます。
家族でパパの走るところを応援!なんてのはリレーマラソンにぴったりですね。
③走力向上効果が高い
普段ジョギングが中心で、「スピード練習」というものを行わない方も多いと思います。
リレーマラソンでは普段のジョギングペースよりも距離が短い分、自然と速いスピードで走ることになります。
スピードを出すことにより、心肺機能や筋力に負荷をかけることができるため、特に初心者の走力向上に効果的です。
もちろん、その分身体に負荷はかかるので無理は禁物ですよ!
リレーマラソンに参加するときの注意点
盗難
チーム参加が前提のため、荷物預かりのない大会も多いです。
会場または最寄り駅にコインロッカーがあれば利用するか、荷物を置いておくチームの拠点には常に誰かが待機するなど、それぞれ工夫するようにしてください。
(荷物預かりの有無は事前に調べておくようにしましょう)
雨天時の対応
合羽やタオル、着替え、荷物雨濡れ防止用のビニール袋を持ってくるなど、対策が必要です。
河川敷の大会などでは、雨天時に雨をしのげる場所が用意されていないこともあります。
特に冬場や、雨天の大会に慣れていない初心者は、出場しないという判断をすることも大切です。
チームの人数が少ない
出場を決めたものの、メンバーが小人数しか集まらなかった、というのはよくあることです。
例えば、3人で4時間リレーマラソンに出ると1人当たり1時間20分程度走ることになり、初心者にはかなり大変です。
また、仮に1kmのコースを1周交代で繋いだ場合は、約10分毎に自分の走る順番が来てしまいほとんど休めません。
これではろくに給水を取る時間もなくなってしまいます。
競技時間にもよりますが、休憩時間が30分以上見込める人数を揃えると良いでしょう。
どうしてもチームの人数が少なくなってしまう場合は、タスキリレーまでの周回数を増やすことをおすすめします。
リレーマラソン出場時の持ち物
通常のマラソン大会と同じ用意をしましょう。
ただし、待機時間が長いため、防寒着を忘れないようにしてください。
ブルーシートや折り畳み式のイスなどがあると待機時間も快適に過ごせます。
また、待機時間にチームで遊べるグッズを持っていくのもいいですね。
バドミントンやジェンガを持ってきているチームを見たことがあります。笑
でも、他のチームや会場の迷惑にならないようには気を付けてくださいね。
おすすめの楽しみ方
①チームでウエアを揃える
一体感が出てGOOD!スタート前やゴール後には記念写真を撮りましょう!
②コスプレする
リレーマラソンは「マラソン競技会」というよりも「スポーツイベント」です。
音楽フェスのような雰囲気になっていることも多く、思いっきり目立つ格好をしてみるのも良いですね。
運営の方に注目してもらえれば、翌年のパンフレットに載れるかも・・・?
ただし、他のランナーの迷惑にならないように注意しましょう!
③ゴール後は打上げに直行
せっかく「チームでなければ出場できないマラソン」なのですから、大会終了後にはぜひ打上げに行って親睦を深めましょう。
移動時に迷わないように、事前に大会会場近くのお店を調べておくといいですね。
また、近隣の居酒屋が大会に協賛しており、出場者は割引!なんてこともよくあります。
でも、疲れていたり脱水気味になっていることも多いのでお酒はほどほどにしましょう!
また、会場の近くにあれば銭湯・温泉に寄るのもおすすめです!
まとめ
リレーマラソンのルールや楽しみ方を解説しました。
初心者から上級者までみんなが一緒に楽しめるので、本当におすすめです。
ぜひ、近くの大会にエントリーしてみてはいかがでしょうか?